一度は行ってみたい鳥取県のベタ踏み坂

日本最大級の高さを誇る橋梁 – 江島大橋

江島大橋は、島根県松江市と鳥取県境港市を結ぶ中海に架かる巨大な橋梁です。全長1,446.2メートルにも及び、最上部の高さは約45メートルに達します。この圧倒的なスケールから、「日本一のPCラーメン橋」と呼ばれています。

橋の中央部からは、遠く大山や中海に浮かぶ大根島を一望することができ、絶景を楽しめます。特に鳥取県側から登り、県境を越えて下りに差しかかった時に、眼前に広がる中海の景色は息を呑むほど美しいと評判です。

「ベタ踏み坂」として一躍有名に

この橋の松江市側の登り坂は、急勾配で車のテレビCMの題材にも使用されたことから、「ベタ踏み坂」として一躍有名になりました。坂の様子を見ると、まるで空高く伸びる壁のようにも見えるほど急な傾斜が特徴的です。

しかし実際に走ってみると、アクセルを軽く踏むだけで容易に上ることができます。撮影の際は、橋から離れた場所から望遠レンズで撮影すると、坂の奥行きが圧縮されて見えるため、より迫力のある写真が撮れます。

江島大橋アクセス

江島大橋は、JR境港駅から車で約10分、米子道の米子ICから約45分の場所にあります。米子鬼太郎空港からも10分ほどの距離にあり、アクセスも良好です。

橋の管理を行う境港管理組合では、「ベタ踏み坂」の撮影場所についての問い合わせを今でも多く受けているそうです。多くの観光客が、この迫力ある景観を目にするために訪れています。

橋の上からは中海の絶景を楽しめるほか、サイクリングコースとしても人気を集めています。橋を渡って大根島に立ち寄り、由志園の美しい日本庭園を訪れるのもおすすめです。

かつては中浦水門が存在し、船の通過時には橋が上がって通行が遮断されていた場所ですが、今では大型船も楽々と通れるようになり、地域の交通の要としても重要な役割を果たしています。

「ベタ踏み坂」として一世を風靡した江島大橋は、鳥取県の絶景スポットとしても注目を集めています。この迫力ある景観を、ぜひ一度体験してみてください。