地図の読み方を教えます

地図

地図読めていますか?なんとなく、読めている気になっている人は多いのではないでしょうか。
今ならGPSアプリがあるので、読めなくても問題ないと思っている
こんな方のために地図の読み方について解説します。

GPSアプリと紙の地図を両方使う

GPSアプリはすごく便利なので、これで十分かと思うかもしれません。ですが、紙の地図も必要です。
GPSアプリの強みは現在の位置確認。その一方で紙の地図は広げてみることでルート全体を把握できる良さがあります。
それぞれ強みが違うので、どちらも使いこなしたいところです。
ツーリング中、あとどれくらいで目的地に到着するか、何らかの理由でルートを変更する時も必要だったりします。
GPSアプリでも確かに問題なかったりしますが、スマホの小さな画面に表示されているのはルートのほんの一部。縮小しても拡大しても画面の大きさが変わるわけではないので、俯瞰する意味で紙の地図が必要なわけです。
僕は小休憩の時に紙の地図でルートを確認しています。

地図の読み方

地図の読み方のコツは常に進行方向を上に持っていくと分かりやすいです。
現在地を確認したら、周囲の建物などの位置を確認して、進行方向にもっていくと自分の動きと地図の動きが一致します。
練習方法としては自分の生活圏の地図をじっくり見てみましょう。自分の足で歩いた場所はさすがにわかると思います。
そして、そこから地図の表記に慣れていくわけです。これで縮尺とか向きの概念は身についていきます。
後は場数を踏むだけです。行った場所の地図を返ってからみるとわかりやすいです。

地図を読めない人がいるのはなぜか

「地図が読めない」という人には二つの理由が存在します。
一つは、地図に記された情報を正確に読み取れないことと、もう一つは、どこかへ行く場合、地図上で自分自身の位置や方向を見つけられないことで、方向音痴といわれる問題です。

この問題に対して、メディアで上手く地図が読めない人を嘲笑う、場合によっては性差別的な取り上げ方がされることがあります。
しかし、実際は「経験的学習」の質・量の問題に過ぎません。子どもの頃から歩き回ったり遠出をする、迷子になっても自力で家に帰るなどの経験を積むことで、空間的な知覚を鍛えることが可能です。

男性と女性でこのような経験の差があるため、見た目上は性差があるように見えますが、実際には、経験的な学習や訓練を行うことで、地図を読む能力は誰でも身につけることができます。
例えば、初めは地図を読むことができなかった女性でも、外に出して訓練を積めば、地図を使って移動することができるようになります。

空間的な知覚を鍛えるような経験が少ない人でも、学習や訓練によって地図を読む能力を身につけることが可能です。
「地図が読めない」というのは先天的な問題ではなく、学習不足が原因であると言えます。学習すれば誰でも身につけることができます。